レーベルデザインについて
CD/DVD/Blu-rayのレーベル(盤面)デザインについての下記詳細をご案内しています。
①表記事項 ②印刷方式 ③印刷範囲 ④その他注意事項
基本的な表記事項
- ディスクロゴ:CD,DVD,Blu-ray等の製品内容を明示するマーク。※必須表記です。
- 品番:製品の管理番号。※必須ではありません。
- 原産国表記:Pressed in Taiwan・Pressed in Korea等、ディスクの原産国の表記。※海外プレスの場合のみ必須表記です。
*その他、下記著作権の利用に関する禁止事項を表示することが多いですが、こちらは必須ではありません。
〇〇 All rights of the producer and of the owner of recorded work reserved. Unauthorized copying,broadcasting,renting and making transmittable of this record prohibited.
(〇〇には品番が入ります。)
レーベル面の印刷方式
レーベル面の印刷には、〈オフセット印刷〉〈シルク印刷〉〈インクジェット印刷〉の計3種類があります。
プレスの場合はオフセットかシルクをお選びいただき、Rコピーの場合はインクジェットでの印刷となります。
それぞれの印刷方式の特徴を十分にご理解いただくことで、より良いデザインに仕上げることができます。
*オフセット印刷とシルク印刷の違いについて詳しくはこちら
〈オフセット印刷〉
オフセット印刷は、色を作り出す基本の4色CMYK+白の5色の版を製版し、それを重ねることで色を作り出す印刷方式です。
細かな文字や描写のあるイラストや写真などの印刷に適しており、グラデーションや人物、風景等も基本的には画面で見た通りに再現されます。
4色を組み合わせて印刷するため、広範囲のベタ塗りはあまり得意ではなく、環境によって色に多少の差異が出ることがあります。
〈シルク印刷〉
番号で指定されたの単色インクを使う印刷方式です。
インクを番号で指定して印刷するので、印刷環境による差が出にくく、はっきりとした濃い色のベタ塗りなども、色ムラなく表現することができます。
使用できる特色インクの色が限られており、グラデーションなどの透明度を利用したデザインは網点で表現されますので、写真や人物等の表現はあまり得意ではありません。
〈インクジェット印刷〉
家庭用印刷機と同じ印刷方法で、白いディスクにCMYK各色のインクを直接吹き付ける印刷方式です。
版を作る必要がなく小ロットの印刷に適しているため、Rコピーではこの方法での印刷になります。
安価ではありますが、上記の方法に比べ色の再現性は低く、経年劣化によって色が滲んでいきます。
少しでも滲みでの影響を緩和するため、濃い背景に薄い色や細い文字のデザインは避けましょう。
レーベル面の印刷範囲
盤面の印刷範囲を、下記の2種類からお選びいただきます。
・〈内径23mm~外径116mm〉
・〈内径46mm~外径116mm〉
※コピーとBlu-rayは23mmのみ
その他注意事項
〈テンプレートのご利用〉
デザイン作成時には、必ずプラチナディスクのテンプレートをご使用ください。
他社のテンプレートでご入稿いただいた場合、提携工場と規格が異なる場合があり、微妙な違いが印刷時に問題となる恐れがあります。テンプレートは、こちらよりダウンロードください。
〈リッチブラック(黒)の設定〉
リッチブラックとは、CMYKのそれぞれの色を掛け合わせて作る「黒」のことです。
リッチブラックを使用する際は、CMY(40〜60%)+K(100%)で設定してください。
CMYKの総インク量が300%を超えると、印刷時の汚れの原因となります。
<白版(白下地)について>
レーベル印刷でオフセット印刷を選んだ場合に、盤面の銀地が見えないように、全面に白ベタ版を下地に印刷します。
元々ディスク盤面は銀地のため、カラー印刷した場合、インク色を透過して盤面の銀地が見えてしまいます。
それを紙の印刷と同じように白のベタ版を印刷することで、透過することを防ぎ、カラー印刷の発色をきれいに仕上げることが出来ます。
*オフセットの白下地について詳細はこちら
<出力見本について>
微妙なデザインや発色がご心配な方は、本製品と同じ印刷方法で、出力見本(プルーフ)を出すことが出来ます。
出力見本確認後、データの差し替えをご希望の場合は、再製版出力費が別途かかります。
費用は、デザイン等により異なりますので都度お問い合わせください。
なお、プルーフをご希望の場合、校正の作業に伴い納品日も遅れますのでご理解をお願いします。
<スパッタリングエリア内の印刷>
ディスク内経23mm~46mmの部分にアルミ蒸着されている部分を〈スパッタリングエリア〉と呼びます。
通常の印刷面より銀の色が濃いので、銀盤を生かしたデザインの際は注意が必要です。
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