国内プレスと海外プレスの違いを知ろう

弊社で提携しているプレス工場は国内と海外にあり、それぞれのメリットとデメリットがあります。
価格、品質、納期、優先順位を考えて選択しましょう。

CD制作を検討する際、多くのアーティストやレーベルのご担当者様が悩まれるのが、「国内プレスと海外プレスのどちらを選ぶべきか」という点です。

CDプレスを手掛ける専門業者の視点から申し上げますと、結論として「どちらが絶対に優れている」ということはありません。
お客様の「予算」「納期」「求めるクオリティ」「配布・販売目的」によって最適な選択肢は変わります。

皆様が自信を持って最適なプランを選べるよう、CDプレス業者のプロの目線から、国内プレスと海外プレスの違い、メリット・デメリット、そして具体的な選び方を解説いたします。

国内プレスと海外プレスの違いは?

まずは、国内プレスと海外プレスの異なる点を把握できる全体像を整理しましたのでご覧ください。

品質の違い 大きな違いはありませんが、精細な色の表現は海外では難しく、糊付け等の細かな作業も国内の方が品質が高いです。
とにかく品質にこだわりたい方は、国内プレスでの作業をお勧めいたします。
料金の違い 仕様や数量にもよりますが、海外プレスの方がお安くご案内出来る場合が多いです。
但し、為替や情勢により料金が変わることがありますので、ご注意ください。
納期の違い さほど変わりはありませんが、海外プレスの場合、輸入の際に通関がスムーズに通らず、遅れが出る可能性があります。
また、国内と海外では祝祭日が異なりますので、場合によっては海外の方が納期を縮められることもあります。
原産国表記 海外プレスの場合、ディスク盤面に原産国の表記が必須となります。*詳細はこちら
表記のないディスクは、輸入の通関がスムーズに通らない場合がありますので、ご注意ください。
例)「Pressed in ○○○○(原産国)」または「Made in ○○○○(原産国)」
原産国は制作内容によって【台湾】と【韓国】で変わりますので、事前にご確認ください。

 

【比較表】国内プレスと海外プレスの比較まとめ

(※海外プレスは、現在主流である「台湾プレス」を基準にしています)

比較項目 国内プレス(日本) 海外プレス(台湾など)
価格(コスト) 高め 安い
納期(スピード) 早い(10日~2週間) 長め(輸送を含め約2〜3週間)
音質(データ) 違いなし(同一) 違いなし(同一)
印刷・パッケージ 最高品質・色ブレが少ない 若干の色ブレ・紙質の違いがある場合も
流通・販売 全国流通(メジャー)向け 同人・インディーズ・無料配布向け
ケースの仕様 違いなし(同一) 違いなし(同一)

 

品質の違い 大きな違いはありませんが、精細な色の表現は海外では難しく、糊付け等の細かな作業も国内の方が品質が高いです。

とにかく品質にこだわりたい方は、国内プレスでの作業をお勧めいたします。

料金の違い 仕様や数量にもよりますが、海外プレスの方がお安くご案内出来る場合が多いです。

但し、為替や情勢により料金が変わることがありますので、ご注意ください。

納期の違い さほど変わりはありませんが、海外プレスの場合、輸入の際に通関がスムーズに通らず、遅れが出る可能性があります。

また、国内と海外では祝祭日が異なりますので、場合によっては海外の方が納期を縮められることもあります。

原産国表記 海外プレスの場合、ディスク盤面に原産国の表記が必須となります。*詳細はこちら

表記のないディスクは、輸入の通関がスムーズに通らない場合がありますので、ご注意ください。

例)「Pressed in ○○○○(原産国)」または「Made in ○○○○(原産国)」

原産国は制作内容によって【台湾】と【韓国】で変わりますので、事前にご確認ください。

国内プレスの特徴とメリット・デメリット

国内プレスは、日本国内の工場でディスクの成型から印刷、アセンブリ(組み立て)までを一貫して行うサービスです。

メリット

  • 圧倒的な品質と安心感: ジャケットの印刷品質、色の再現性、CD盤面のシルク印刷やオフセット印刷の精度の高さは世界トップクラスです。
  • 納期が短く、スケジュールが読みやすい: 海外からの空輸がないため、天候や税関による遅延リスクがほぼありません。そのため国内プレスは期日が動かせない物に適しています。
  • 全国流通・メジャーリリースに最適: 日本レコード協会(RIAJ)の規格に完全準拠しており、タワーレコードやHMVなどの全国流通、メジャーレーベルでの販売基準をクリアしています。
  • JASRAC等の手続きがスムーズ: 国内工場の場合、著作権管理団体との連携がスムーズな場合が多いです。

デメリット

  • コストが高い: 人件費や設備費、国内の高品質な部材を使用するため、海外プレスと比較すると約1.2倍〜1.5倍ほどの費用がかかります。
  • デジパック等の特殊仕様が割高: 紙ジャケットやデジパックなど、手作業の工程が増える特殊パッケージは国内だとかなり高額になります。

海外プレスの特徴とメリット・デメリット

現在の海外プレスは「台湾プレス」が主流です。一昔前は「海外製=粗悪」というイメージを持つ方もいらっしゃいましたが、現在は世界的メジャーアーティストのCDも台湾でプレスされることが多く、品質は飛躍的に向上しています。

メリット

  • とにかく価格が安い: 国内プレスよりも1枚あたりのコストが安いのが、最大のメリットです。
  • 特殊パッケージ(デジパックや紙ジャケ)が安い: 手作業が多い紙ジャケットやデジパック仕様は、人件費の安い海外プレスを利用することで、国内の半額近いコストで制作できることもあります。
  • 音質は国内と同じ: プレス機でスタンパー(マスター)からCDをプレスする物理的な仕組みは世界共通です。元のマスターデータが同じであれば、「海外だから音が悪い」ということはありません

デメリット

  • 納期が長く、遅延リスクがある: 工場での製作後、日本への航空輸送と税関審査を経るため、通常2〜3週間かかります。台風などの悪天候や、現地の祝日(旧正月など)と重なると大幅に遅延するリスクがあります。
  • 印刷の色味や紙質に微差がある: 日本の高度な印刷技術と比べると、ロットによって若干の色ブレが生じたり、紙の厚みや質感が日本のものとは少し異なる場合があります(神経質でなければ気にならないレベルです)。

【目的別】あなたはどっちを選ぶべき?

結論として、ご自身のシチュエーションに合わせて選ぶのがベストです。以下の基準を参考にしてください。

国内プレスをおすすめする人

  • 絶対に妥協できないメジャー流通や全国販売を控えている。
  • イラストや写真の印刷(色味・解像度)に強いこだわりがある。
  • リリースイベントやライブが迫っており、納期遅れが許されない
  • 「Made in Japan」の品質をファンに届けたい。

海外プレスをおすすめする人

  • とにかくコストを抑えたい(浮いた予算をMV制作や広告費に回したい)。
  • ライブ会場での手売りや、同人イベント(M3やコミケなど)での頒布がメイン。
  • デジパックや紙ジャケットなど、こだわりのパッケージを安く作りたい。
  • 納期に1ヶ月ほどの十分な余裕がある。

 

まとめ:迷ったらまずはご相談ください

CD・DVDはアーティストやクリエイターの皆様の想いが詰まった大切な作品です。

「国内プレス」の圧倒的な安心感とクオリティを選ぶか、「海外プレス」のコストパフォーマンスと特殊仕様の自由度を選ぶか、どちらを選んでも私たちプラチナディスクは品質管理を徹底し、丁寧なサポートでCDプレス・DVDプレスのお手伝いさせて頂きます。

もし、「自分の今回のプロジェクトではどちらが良いか判断できない」「具体的な見積もりの違いを見てみたい」とお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。