オフセット印刷の白下地について
- 公開日
- 2024年7月12日
盤面のオフセット印刷では、まず下地として白を印刷するのですが、それを「白下地」と呼んでいます。
まず、CDやDVDのディスク盤面には【オフセット印刷】と【シルク印刷】2種類の印刷方法があるのですが、
これは以前こちらのブログで解説していますので、よければそちらもチェックしてくださいね!
オフセット印刷とは
オフセット印刷では通常、CMYK+白版の5色で色を表現します。
CMYKとは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの、色を作り出す基本の4色のことです。
これらの色を組み合わせて、さまざまな色合いやトーンを表現することができるので、
写真やグラデーションなどの複雑な色の変化も、そのまま印刷することができます。
白下地とは
そもそもCDやDVDのディスクは、印刷面も記録面も銀色の状態で生成されます。
下地として白を敷かずに印刷した場合、銀盤の上に直接CMYKの印刷をすることになってしまいます。
そのため、ベースとして全体に白を印刷するのが【白下地】になります。
白下地を敷かないとどうなる?
白下地を敷かない場合、銀盤の上にCMYKのインクを乗せることになるので、
銀盤が透けたメタリックな印象の仕上がりになります。
あえてメタリックな仕上がりにするために、白下地無しを希望される方もいらっしゃいますが、
illustrator上で作成した時とイメージが大きく変わりますので、注意してくださいね。
ちなみに…
全面ベタではなく変形の白下地にしたり、部分的に白下地を無しにすると、
部分的にメタリックな風合いや銀盤を見せるデザインにすることが出来ます。
これは【変形白下地】【部分抜き】などとも呼ばれ、弊社でもオプションにて作業することが可能です。
それぞれの特性を活かして、盤面デザインの幅を広げてみてはいかがでしょうか?
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