DVDとBlu-rayにおけるセーフティーゾーンについて
- 公開日
- 2024年6月28日
皆さんは動画を作る時に【セーフティーゾーン】を意識されていますか?
見切れる可能性がある位置に文字が配置されているものがとってもとっても多いです。
例えばこんな感じ…
画面のキワにテロップなどの文字が入っている映像が増えたのかな?と推察します。
やはりその際「見切れ」を気にされる方はそういません。
DVDやBlu-rayにおいて、画面上に確実に表示される範囲のことを「セーフティーゾーン」と言います。
・セーフゾーン
・セーフティエリア
・セーフマージン
では、どうしてこのような制限があるのでしょう?
◎テレビ放送の変化
つまりは見切れが生じるのは20%ほど…
上下左右に映像は映っていませんでしたよね。(歳がバレてしまう…)
そんなテレビ放送の変化に合わせて、大きく変わっていったものがあります。それは…
◎映し出すモニターの多種化
テレビモニターも、技術の向上も相まって薄型フラットが主流になりました。
映し出すモニターもタブレットやパソコン、スマホなど多種化しました。
これによってセーフティゾーンも80% → 85% → 88% → 90% → 93%→100%と広がっていきました。
つまりは古いモニターであればあるほど見切れてしまうというわけです。
実際に社内にある2008年製の某有名国内メーカーのモニターは、セーフティーゾーンに収まっていないものは全て見切れます。
◎セーフティーゾーンは何%で作るべき?
結局のところ、DVD、Blu-rayにおけるセーフティーゾーンは何%がいいのでしょう。
プラチナディスクとしては 本編映像は90% メニュー画面は85% が妥当だと判断しています。
メニューボタンは映像内にあるテロップのように、見切れない位置にあればいい、というわけにはいきませんよね。
メニュー画面の制作ガイドもご用意しておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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