CDデザインあるある 帯のデザインで気を付けたいこと

公開日
2024年4月26日
CDデザインをする上で、気をつけなければならないポイントはたくさんありますが、
今回はその中でも多くの方が見落としがちな【帯】に関するポイントを紹介します!

 

そもそも【帯】とはどこの部分でしょうか?

帯というのは、プラケースの背表紙の部分に被せられたパーツのことを指します。
主に、アルバムCDに多い「ジュエルケース」や、歌謡曲や演歌のCDに多い「マキシケース」に付属するパーツで、
タイトルやアーティスト名はもちろん、バーコードやキャッチコピーなどの情報を表記することが多いです。

 

そんな帯で多くの方が陥りやすい落とし穴。それは…

ここです!

 

この写真を見てピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ジュエルケース裏側のバックインレイと帯は30mmも重なるようになっています。

そのため、曲目などの大事な情報は左側など、帯と重ならない位置に配置しましょう。

また、バックインレイと帯の絵柄が繋がるデザインにする場合は、
バックインレイ右側30mmの部分を帯に使うようにしてくださいね♪

 

帯で多くの方が陥りやすい落とし穴、裏面だけではありません!

実は、表のジャケットと帯の位置関係にも意外と知られていない落とし穴があります。

ジュエルケースを表から見ると、左側に15mmの空間のような部分があり、

ここにはジャケットが入り込まない構造になっています。

そして、この15mmの部分を隠すように帯はセットされるので、表側は帯とジャケットが重ならないんです。

ただ、これはあくまで帯の右側が15mmの場合で、帯には右側が30mmの幅広タイプもあります。
30mmのタイプを使いたい場合は、帯の右側15mmがジャケットと重なるようにデザインしなければなりません!

 

【まとめ】

重なるか重ならないか、15mmか30mmか、表か裏か… 説明するほど複雑になってきてしまいましたが、

①裏側のバックインレイと帯は30mm重なる

②【15mmの帯を使う場合】表側は帯とジャケットが重ならない

③【30mmの帯を使う場合】表側は帯の右側15mmがジャケットと重なる

ということになります。

 

マキシケースの帯はジュエルケースに比べて分かりやすくなっていますので、

今回はジュエルケースと帯の位置関係について解説させて頂きました。

いざデザインしてみたらよく分からなくなってしまった…ということもあると思いますので、

お困りの際は こちらから お気軽にご質問いただければと思います♪

 

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