どんなディスクメディアがいいの?
- 公開日
- 2024年12月27日
音源・映像のマスターなどを作る際、書き込むディスク(CD-RやDVD-R)はどのようなものを選べばいいのでしょうか?
一昔前は、太陽誘電製のThat’sシリーズ、三菱ケミカルメディアのGREEN TUNEなどが品質に優れていると言われ、沢山の方が利用されていましたが、どちらも生産が中止され、目にする機会も減ってしまいました。
ご支給いただくマスターも、メディアに焼いた音楽CDやDVD-VIDEOではなく、DDPと言われるプレス専用ファイルをデータでご支給いただくことが増え、メディアを使う頻度は減って参りました。
それでも、DDPとは違い手元で音や映像を確認できる安心感から、音楽CDやDVD-VIDEOをディスクで支給くださる方もいらっしゃいます。
では、CD-RやDVD-Rはどのようなものを選んだら良いのでしょうか?
プラチナディスクの見解です。
国内メーカーのメディアを選ぼう!
国産と言いたいところですが、日本製を選ぶのは非常に難しく、ほとんどの場合は海外製です。
残念ながら粗悪品も出回っております。
国内メーカーで、太陽誘電の技術を継承したディスクもありますので、少し割高でも、なるべく信用がある国内メーカーを選択しましょう。
「-RW」はNG!「-R」を選ぼう!
CD-RW、DVD-RWは何度も書き込めるディスクであることを意味するのですが、
残念ながらこちらはマスターとして使用することができません。
必ずCD-R、DVD-Rを選びましょう。
DVD-Rにおいて、CPRMと記載がないメディアを選ぼう!
外装に「CPRM(著作保護機能)対応」と記載があるものはマスターとして使うことができません。
量販店ですと、CPRM対応のDVD-Rの方が多く並んでいますのでご注意ください。
DVD+R DLの場合は、「−マイナス」ではなく「+プラス」のDVD+R DLを選ぼう
DVD-9(片面二層)を書き込む時に使うメディアですが、DVD-R DLではなくDVD+R DLを選びましょう。
理由としては、DVD+R DLの方がエラーが出づらく安定しているからです。
1層目と2層目のレイヤーが切り替わる地点「ブレークポイント」が、DVD+R DLの方が安定して反映されるようです。
(ここで言う「エラー」のチェックは「再生できるか否か」ではなく、最終的にプレス工場がスタンパー(プレス用の金型)を作る際に「スタンパーが作れるマスターになっているか否か」のことを指します。)
但し、DVD-9(片面二層)のプレスマスターを作る際は、できる限りVIDEO形式ではなくDDPをお勧めします。
メディア選択もそうですが、上記のブレークポイント等、簡易的なオーサリングソフトで書き出すとエラーが出やすいのが二層の特徴です。
自信のない方は是非オーサリングからプラチナディスクにお任せください。
*オーサリングについて
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余談ですが、プラチナディスクがコピーにて増産する際のディスクメディアも、
上記に注意した品質の良いものを仕入れていますので、ご安心ください♪
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