紙ジャケットのA式とE式って?
- 公開日
- 2024年6月7日
紙ジャケットとは、CDやDVDを入れるケースの一種で、名前の通り紙で出来たケースのことです。
紙製のシンプルなケースではあるのですが、ポケットの有無やシングルとダブルなど、
好みや用途に合わせて比較的自由度が高いため、その仕様は多岐にわたります。
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◎A式とE式
紙ジャケットは国内プレスと海外プレスで仕上がりが大きく異なります。
A式と呼ばれるアメリカ式と、E式と呼ばれるヨーロッパ式があり、
プラチナディスクでは、国内プレスはA式(ご希望に応じてE式)、海外プレスはE式のみの仕上がりになります。
A式
厚いボール紙製の芯材に、印刷した紙を貼り付けて作られた厚手の紙ジャケットです。
E式と比べて圧倒的に紙厚があり丈夫な仕様で、パック料金内でニス加工をすることが出来ます。
サイズは135mmの正方形で、ディスクを不織布に入れてから収納します。
E式
本体の紙自体に印刷を行った後、折り曲げて組み立てられたジャケットです。
A式より紙の厚さはありませんが、パック料金内でPP加工をすることが出来ます。
サイズは135mmと126mmの2種類。135mmの場合はA式同様、ディスクを不織布に入れてから収納します。
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上がE式、下がA式。 比べるとA式の方がかなり厚みがある。
◎シングルとダブル
紙ジャケットには、ポケット1つで構成されたシングルと、二つ折りで見開きのダブルがあります。
ダブルの場合は、ポケットの数をお選びいただけますので、歌詞カードなどを封入する場合や、
ディスク2枚組の場合は左右両方をポケットにするなど、用途に合わせてお選びください。
また、ダブルの紙ジャケットを見開きで見た際に、中央に白い継ぎ目が出来てしまいます。
これはE式紙ジャケットの仕様によるもので、A式にはこの継ぎ目がありません。
その為、左右繋がった一枚のイラストや写真を、継ぎ目なくそのまま表現することが出来ますね。
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E式(左)は中心に白い継ぎ目があるのに対して、A式(右)は継ぎ目がない。
◎ポケットの向き
E式ダブルのポケットは、内側からディスクを出し入れする仕様が一般的ですが、
ご希望があれば内外両方から出し入れする仕様にも対応しています。
対してA式ダブルのポケットは、外側から出し入れする仕様が基本になります。
A式は構造上、内側からディスクを出し入れすることは出来ませんので、ご注意ください。
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◎まとめ
今回はプラチナディスクで取り扱いのある紙ジャケットについてご紹介しました。
A式・E式は、CD・DVDだけでなくレコードの紙ジャケットにも共通する内容になりますので、
レコードを作る機会があればぜひ参考になさってくださいね♪
また、オプションで背の部分に帯をつける事も出来ますので、ご希望の場合はご相談ください。
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