谷フユヒコ
Fuyuhiko Early Works  1987-1990
2019年7月1日  ¥1,500.ー(税抜価格)  JPRG-006
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2009年に世界的にCDを発売し,イタリアのProgAwardではBest Debut Record部門に日本で唯一ノミネートされたプログレ・ユニットである「Being & Time」の谷フユヒコが,1987~1990年にかけて,数々のコンテストやオーディションで認められた曲を収録したアルバム。現在では,心理学者ではあるものの,学問の道を目指す前に,プロ・ミュージシャンを志して作成した過去の曲をリマスタリングして,リリースしたアルバムである。

プログレッシヴ・ロックの要素が強いものの,フュージョン的なものも含めたインストゥルメンタル曲を収録している。

特に,1988年の「ローランド・ニューエイジ・ミュージック・コンテスト」で関東甲信越地区代表曲として選ばれ,1989年には,難波弘之氏の「センス・オブ・ワンダー」のベーシストのオーディションで最終選考に残ったデモ曲である「Strange Notes」。1990年には,「ヤマハ・ワンマン・バンド・カーニバル」において全国大会出場を果たし,B'zなどの多くの有名アーティストが所属するプロダクションである「ビーイング」の「BADオーディション」で優秀者に選ばれた「Freddy」などの曲が収録されている。

 

1曲目の「Strange Notes」と2曲目の「Freddy」は,コンテストやオーディションで特に認められた複雑かつテクニカルなナンバーである。中でも,ギターは非常にテクニカルなので,是非,聴いて欲しい。上記2曲に加え,3曲目の「Mind Control」を含めて,横関敦から学んだ早弾きや,アラン・ホールズワースやビル・コナーズに影響を受けたレガート奏法が聴ける。また,「Freddy」は,センス・オブ・ワンダーの曲に影響を受けて,1小節ごとに拍子が変わるなどの複雑なプログレッシヴ・ロック作品となっている。

 

コンボーザーは,作曲・編曲を含めて,すべて谷フユヒコである。演奏は,「Still」を除き,谷フユヒコが多重録音によって,すべて一人で演奏している。「Still」のみは,当時組んでいたEntranceというバンドによるスタジオ・ライブの一発録りであり,ドラムにKOSAKA,ベースにKATO,キーボードにHONDAが参加している。

 

  1. Strange Notes
  2. Freddy
  3. Mind Control
  4. Blue
  5. Romance
  6. Still
  7. Bronco