桃瀬 茉莉
Across the sky
2019年11月10日  ¥2,727.ー(税抜価格)  MMRR-0010
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心を揺さぶる、ヒーリング・ジャズ。活動10周年記念アルバム「Voyage ~夢の途中~」から2年、更にドラマチックに、より感情的に、美しいメロディで描く、二度とない空の作品集。

前作と比べ、ジャズ色を強めた楽曲やアレンジが並び、近年の桃瀬茉莉サウンドに欠かせない”桃瀬茉莉ヒーリングジャズオーケストラ”による録音。全編桃瀬茉莉による作編曲。

軸となるリズムセクションに工藤精(ベース)、長谷川ガク(ドラム)、ストリングスに神奈川フィルハーモニー管弦楽団のメンバーを中心に、サックスに渡邊勇人、スペシャルゲストに元T-SQUAREの宮崎隆睦(サックス)を迎えた豪華ベテラン陣による編成。

空をテーマにした本作は、時とともに移りゆく二度とない空の表情を描いており、それぞれのシーンを映画のように映し出している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物語はタイトル曲「Across the sky」から始まる。燃えるような夕焼け空と、その中を横切ってゆく一筋の飛行機雲、その向こうに小さな希望を託して生きる人の感情を見事に描いている。チェロ、ピアノ、ソプラノサックスが順に奏でていくどこか物悲しいメロディと、少しずつ移り変わるハーモニーと共に重なるストリングスによって、ドラマチックなクライマックスを迎える。

 

2曲目の「雲をぬけたら」では、飛行機が雲の上の光り輝く世界へ飛び出すシーンを明るく映し出す。

 

3曲目の「予感」、4曲目の「Leaf Dance」では、ピアノトリオとストリングスが爽やかで躍動感のある新緑の季節を思わせるサウンドを展開する。美しく刻むドラムの音色がどこまでも心地よい。

 

5曲目の「遠い雲の残像」ではウッドベースがメロディーを奏で、それに皆が寄り添ってゆく臨場感の伝わるシーンからはじまり、6曲目の「Moon bow」(夜の月に虹がかかるという珍しい現象)は、見たことのない人にさえもどこか怪しげで美しい幻想的な光景を想像させる。

 

7曲目の「あの日見た幻」ではスペシャルゲストの宮崎隆睦(サックス)の音色がバンドに新たな風を吹き込み、ガラリと色が変わり華やかな珠玉のサウンドになっている。

 

8曲目のSummer rainはアルバム制作中最後にできたバラードで、ピアノとサックスが静かに奏でる雨音は、感情とともに次第に激しく高ぶってゆく。満を辞して登場するコントラバスが美しい。

 

ラストは、前作で1曲目に収録されていた「Overture」のアナザーバージョンがエンドロールのように流れ、あとには一つの映画を見終わったような余韻を残す。

 

心を揺さぶる音楽を、もっとたくさんの人に届けたい。

前作から2年、更なる苦しみや悲しみや努力、そして喜びを経て、自分の音楽の持つ力で今を生きる人々の心の癒しとなる場所を作りたい思いで活動を続ける、ピアニスト/作・編曲家・桃瀬茉莉、渾身のニューアルバム。

 

  1. Across the sky
  2. 雲をぬけたら
  3. 予感
  4. Leaf dance
  5. 遠い雲の残像
  6. Moon bow
  7. あの日見た幻
  8. Summer rain
  9. Overture